新車購入レポート-前フリその2

私がアメリカに来て初めて買った車は中古のホンダアコード、2000ドルでした。あれから19年(ぐわっ)ほとんどをクルマ屋として過ごしているにもかかわらず、納得いくクルマのオーナーになれたことがありません。
ローンで新車購入が最良と言ったところで予算に限りがある以上、好きな車を買えるわけではないし(それは日本でも同じですが)自分に手が届く車の中に好きなのがない・・・結果、愛車は常に妥協の産物というわけです。

一番マトモだったのはVOLVOのワゴンで、これは壊れないし安全だしおまわりさんにも目をつけられないし荷物は沢山載るし犬は喜ぶしで文句ナシだったのですけれども、好きかと聞かれればそうでもなかった。ここが車の、実用品とはいえ冷蔵庫とは違うところ。やっぱり気に入らなけりゃつまらんのです。
とはいえVOLVOは重宝しつつ乗っていたのですが、この車はリースでした。4年前、金欠が絶頂の時にリースが切れてしまい、なぜローンで買っておかなかったのかと後悔しても後の祭り。手が届く2000年モデルの新車で購買意欲がそそられるものは1つもなかった私が買った車が、85年CHEVROLET MONTE CARLO SS。
15年落ちのアメ車に手を出すとは、あの時の私はストレスで頭がトチ狂っていたのでしょう(メカがわかる人なら問題ないのですが)。その昔、10年落ちのLINCOLN TOWN CARを1000ドルで買って、三回目に乗ったときにもうもうと煙がたちこめそのまま廃車、などという経験をしたのもすっかり忘れ、妥協のポイントを実用ではなく好みに置いたのです。変な好みだと言われましたが一部の人には好評で、街を走っていると「それ売る気ない?」と何度も声をかけられたものです。全塗装してホイルもBOYDSに履き替え、なかなかカッコよかったんスよ!残念ながら写真がないのでよその人ですが、こんなやつ。
しかしやはりというか定期的に壊れ、周囲の顰蹙を買ったので2年後に売却。その後は社用車を使わせてもらいながら今に至るのです。またつづく。